12月、【師走】・・・一説には僧侶が走り回るという意味があります。
今までお寺に入るまでは、そんなに走り回ることあるのかなと思っておりましたが、何かと用事も多く気がつけば今年もあとわずかとなりました。
生まれ育った実家もお寺ですが、思い返すと父親も忙しそうにお取り越し報恩講のお参りに出かけていました。
お寺に入って1年半、住職としてのお役目、まだまだ不十分でございますが、ただただ精進して参るのみです。
今年を振り返る余裕もなく今に至っておりますが、皆様と一緒にお参りをさせていただき、それぞれのご家庭でお一人おひとりの人生の物語を聴かせていただきました。
仏さまは、一人ひとりの人生を「尊いいのち」とご覧くださり、いつの時も見守ってくださっているのだなと、お仏壇の前に座らせていただきながら、想いを馳せる年末です。
そして、「生・老・病・死」に仕事納めもなければ、年末年始もございません。
報せがあれば、すぐに走っていく。これが僧侶の生き方です。まさに師走。
来年もまた有縁の方々とともに不器用ながらも精一杯歩んでいきたいと思います。
今年も大変お世話になり、ありがとうございました。
Comments